成長技術研究開発支援
Go-Tech研究開発支援
ひたちなかテクノセンターでは、県内企業の産学官連携研究開発を支援するため、ものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として、研究開発や販路開拓を支援する経済産業省の補助事業「成長型中小企業等研究開発支援事業(以下「Go-Tech事業」という)」の活用を進めております。
Go-Tech事業とは
経済産業大臣が定める「特定ものづくり基盤技術高度化指針」に記載された、精密加工、立体造形、表面処理等、特定ものづくり基盤技術(12技術)等の向上につながる研究開発から販路開拓までの取り組みを支援する事業です。
■事業概要
Go-Tech事業は、中小企業等が成長を目的として、産学官連携で行う研究開発・販路開拓に関わる取り組みを支援するものです。最大3年間の支援を受けることができます。 ただし、生産を目的とした設備備品の導入等は補助されません。
■対象者
中小企業等を中心とした共同体
この事業では、中小企業者等を中心とした共同体を構成する必要があります。単独での申請はできません。
■対象事業
「中小企業の特定ものづくり基盤技術及びサービスの高度化等に関する指針」を踏まえ、ものづくり基盤技術およびサービスの高度化に向けて、中小企業が大学・公設試等と連携して行う研究開発等が対象です。
なお、研究開発を伴わない販路開拓のみの事業等は対象ではありません。
申請の際には、以下のいずれかの枠を選択します。
【通常枠】
中小企業者等が大学・公設試等と連携し、高度化指針を踏まえて行う研究開発を支援する枠
【出資獲得枠】
高度化指針を踏まえて研究開発等を行う中小企業者等であって、補助事業開始(初年度交付決定日)から補助事業終了後1年までの間に、当該研究開発プロジェクトに関し、ファンド等の出資者からの出資を受けることが見込まれる事業者を支援する枠
■補助金額
補助金額の詳細は、以下のとおりです。
【通常額】
単年度 4500 万円以下
2年度の合計 7500 万円以下
3年度の合計 9750 万円以下
【出資獲得枠】
単年度 1億円以下
2年度の合計 2億円以下
3年度の合計 3億円以下
※ただし、ファンド等が出資を予定している金額の2倍を上限とします。
ひたちなかテクノセンターのご支援
成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)に採択されるためには、事業管理機関が必要です。企業自身等が事業管理機関を兼ねることも可能ですが、公的事業のため、一般的な事業管理と異なる部分があります。
ひたちなかテクノセンターでは、Go-Tech事業の前身のサポイン事業から事業管理機関として、多数のプロジェクト管理を行ってきました。
開発技術のご相談からGo-Tech補助事業への応募、採択以後の事業執行管理に至るまで、ひたちなかテクノセンターが事業管理機関としてお手伝いします。
Go-Tech事業の事業管理機関をお探しの際はご相談ください。
採択課題一覧
開始年度 |
計画名 |
主たる研究開発の実施場所 |
---|---|---|
H22~H24 |
マイクロナノバブルによる環境対応型 |
瀬戸技研工業株式会社 |
H23~H24 |
鍛造自動車部品の低コスト化を実現す るプレス加工・厚板成形技術の開発 |
株式会社島田製作所 |
H23~H25 |
高度順送プレス加工・トランスファー加工の応用によるアルミ薄板・複合一体化形状品自動プレス加工技術の開発 |
株式会社三和精機 |
H23~H25 |
フッ素樹脂の複合流動制御・ハイサイクル精密射出成形技術の開発 |
水戸精工株式会社 |
H23~H25 |
ユビキタスセンサと行動解析を用いた 高齢者の見守り支援システム |
システム・プロダクト株式会社 |
H25~H27 |
欠陥を事前予測し実用性を高めたシ ミュレーションによる複雑一体部品の一 気通貫鋳造法の開発 |
株式会社伊藤鋳造鉄工所 |
H26~H28 |
新冷媒に対応する次世代自動車用熱 交換器の高耐圧構造及び量産技術の 開発 |
株式会社三和精機 |
H27~H29 |
超薄肉・極細プラスチックニードルの複合流動制御成形及び量産技術の開発 |
株式会社ベテル |
H28~H30 |
IoT活用による遠隔地多品種少量生産対応型塗装システムの開発 |
株式会社ヒバラコーポレーション |
H28~H30 |
IOTデジタルものづくりによる薄肉・複雑一体難形状を5軸機械加工で創成する 生産システムの開発 |
株式会社今橋製作所 |
H30~H32 |
EV車カーエアコン基幹部品製造における革新的な量産技術の研究開発 |
株式会社三和精機 |
R2~R4 |
航空機エンジン用高硬度薄肉中空加工材部品の切削時現場判断のAI化と工作機の自動化技術の開発 |
株式会社川崎製作所 |
R4~R5 |
液浸冷却用光コネクタ向け多心GRINレンズの開発~データセンタの省エネ化で脱炭素化社会に貢献~ |
株式会社中原光電子研究所 |
R4~R6 |
「カメラ映像から牛の異常な状態(発情、下痢等)を推定する牛状態管理システムの開発」 |
株式会社ヒューマンサポートテクノロジー |
R4~R6 |
ロボットアームによる遠隔操作型次世代グローブボックスの開発 |
株式会社ヨシダ |
関連リンク
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