簡単にいうと中性子を利用した顕微鏡のことです。 中性子は波の性質を持っています。この性質を利用すると、 物質の10億分の1センチメートル規模の構造を知ることも可能です。
・ 中性子ビーム 大強度の陽子ビームを水銀ターゲットにぶつけると、 陽子が水銀の原子核と衝突して、そのときに中性子が高速で飛び出します。 飛び出した中性子を反射体で反射させ、モデレータに集めます。 モデレータ内で中性子は、水素と衝突を繰り返すことで速度が遅くなっていきます。 研究に最適な速度まで減速した中性子は、『中性子ビーム』として、実験装置まで導かれます。